六本木で逆ナンして震えたこと。

エッセイ

ななこです。
まことにお恥ずかしながら、

その昔・・・
婚活していた5年間、
六本木で逆ナンしていたことが
ありましてん。



そんな私の恥ずかしい話。

金融エリートの集まる穴場バー



ねじろは、
六本木ヒルズにあった
ハートランドというバー。
ちなみに2014年に閉店したみたいです。



当時、このバーには
日本人や外国人のエリート金融マンたちが
夜な夜な集っていました。


(そういえば、
元サッカー選手の武田さんや
ちょいワルでお馴染みのジ〇ーラモさんも
よくお見かけしました。)



それを知った私は、
毎週金曜には同僚M子と繰り出し、
いかにも仕事帰りに楽しく飲んでいるフリをし、
ナンパを待つわけです。



ときには
まともっぽい(←これ重要)サラリーマンに
声をかけることもありました。

「ご一緒してもいいですか」

いわゆる逆ナンです。



と書くと、

「ななこさん、相当イタイ人ですね」

と思われるかもしれません。

そうなんです!
これは、
とにかく必死で婚活していた私の
イタすぎる残念な過去です。



しかし、
みなさん!
本当におそろしいのはここからです!!

ななこはミタ!ハイエナのような女たち!!


金融エリートが集う
六本木のバー。
そこに集う残念なオンナは、
私たちだけではありませんでした。


そうなんです。
明らかに、
私たちと同じ目的(つまりナンパ待ち)の
40代の女性らで、そのバーはあふれかえるのです!

その光景を見たときに、
まるで自分のこの先の未来を見ているようで、
ぶるぶると打ち震えました。



い・・


いかん・・・!!


一刻も早く、
ここから抜けねば!!!


もはや猶予はない・・と・・・。

そんなある日、事件が起きました。

濡れぎぬ!タバコ事件勃発!


そんなあるとき、
カウンターでビールを飲んでいると、
一人の日本女性が私の横でたばこを吸い始めました。

明らかにナンパ待ち。
年の頃は40代前半でしょうか。

彼女がタバコを吸い終わったころ、
白人の男性が彼女に声をかけました。

すると、
彼女はあろことか、
彼女のタバコの箱と灰皿を、
私の手元にそっと押し付けてきた・・・のです。


えっ!!

ちょい・ちょい・ちょい!!!



姐さん、
私が吸ったことに
なっとるがな。




うん・・
でもまあ、わかる。
もし私が彼女なら
「え?タバコ?この横のオンナのタバコよ。私のものじゃないわ。」
と、隣のオンナにタバコと灰皿を押し付けて
シレッと笑顔を作っていたかもしれない。



ただね、
私、このとき本気で思ったのです。
「もう、ここに来てはいけない」と。
心から思ったんです。


実際、その日を境に
そのバーから足を洗いました。


六本木のバーに行った本当の目的



今思えば・・・
4年間の婚活の間、

出会いの場に
「とりあえず」行くことで
婚活をしている気分になったけれど、
それは自分へのアリバイ作りでした。


合コンしかり、
パーティーしかり、
お見合いしかり。
出会い系アプリしかり。


ただ言い訳がしたかっただけ。
「私は必死に婚活をしている」
「私だってがんばっているもん」
と。
自分を正当化する理由が欲しかった。
ただそれだけ。


そうすることで
出会えない理由を、
いくらでも作ることができたから。


でもね、
今ならわかる。
「本当の婚活」って、
実は出会いの数でもなんでもない。
あり方、だから。

出会いの数を増やすより、
実は「出会う前」のほうがずっと大事。
「婚活は出会う前が9割」だから。




そうそう。
そのバーで知った驚愕の事実、
まだあるんです!

「あなたの知らない世界」
また書いていきますね(あ、もういい?ww)



いつだって、いつからだって
愛し愛される未来は叶うから。
いつも応援しています。


ななこ

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