中山美穂さんの恋愛から学ぶこと。

エッセイ

映画「Love Letter」より

中山美穂さんの恋


中山美穂さん

人呼んでミポリン♪


1985年デビュー
絶大な人気を誇ったアイドル・歌手でいらしゃると同時に
もちろん女優としても大成功。



私、ミポリンが大好きでした。


中学生のころから、
彼女のラジオを聴いたり、
エッセイを読んだり。


映画「東京日和」のセリフ
「見ないでほしいのよ、わたしのこと」が
あんなに似合う女優さんは他にはいらっしゃいません。


まさに唯一無二。



私を惹きつけやまない
私の愛するミポリンは
恋愛でも私の心をとらえっぱなし!

もう、
とにかくね、
ミポリンの恋愛には
ある特徴がありました。


それは、

何かと言うと、

「しあわせになる恋愛を選ばない」

こと。

みぽりんの男性運


もちろんね、
だれかのしあわせは他人がとやかく言うのは
おかしな話


たとえば、
あのトシちゃんとの恋愛。
ハワイ旅行もばっちりスクープされた
公然の仲。


ハワイでマスコミに追われ、
泉ピン子さんに守られながら帰国した姿は
いまだ私の心に焼き付いています。


トシちゃんと交際中、
ミポリンのエッセイには
こんなくだりがありました。


「冬の雨の中、
彼のマンションへと急いだ。

凍えた足を
彼が洗面器に入れた温かいお湯で
優しくほぐしてくれた。」


うん。
この状況、
名うてのプレイボーイの彼に、
ミポリンのほうがお熱だったのかもしれません。





次にお付き合いをスクープされたのは
作曲家の井上ヨシマサさん。

当時のエッセイには、
こんなくだりがありました。

「部屋の中で
一緒にレンガ積んで、
三匹のコブタのウーみたいだね、と一緒に笑った」

えっと・・
部屋にレンガ・・・?
うん。さすがはアーティスト、です。


そして、
辻仁成さん。

空港で出会ったという
辻さんとみぽりん。
辻さんの言葉「やっと逢えたね」
歴史に残る名セリフです。
その後は皆さまもご存知のとおり。


中山美穂さんという「アーティスト」



私、みぽりんが大好きです。
彼女は感性がアーティストなんだと思う。

どこか刹那的で、儚くて、ガラスのように繊細で、
それは彼女の魅力でもあるんだけど

とにもかくにも、
「しあわせになる恋愛」を選ばない。


「しあわせになれない」んじゃなくて、
あえて、自分からしあわせから遠ざかっている。


もちろん、
何をもってしあわせというかはわからないし、
しあわせの形は人それぞれ。

しあわせかどうかは、
自分のこころが決めることだから。

でも・・・



我らがみぽりんは
息子さんをパリに残したまま恋に走ったことを
きっと後悔はしていないだろう。


もし、彼女が
このことを聞かれたら、
ちょっと鼻にかかったあの声で、
大きな瞳をうるませながら、こう言うのかな。


「私、わるいことしていません。
 だって本当に好きだったから。」


うん。
そんな潔さが、私は好きだ。

その形は、
他人には理解されないことも
多いかもしれないけれど。。。



そして私は
みぽりんと同じ「恋に生きる魚座」として、
彼女の生き方に、共感と憧れを抱き続けている。


私もね、
結婚して17年年たっても
夫の横顔に恋をし続けている。
それが私にとってのしあわせの形だから。




2024年12月6日、
みぽりんは突然この世から去った。
なんともいえない喪失感のなかで
もがきながらこの文章を書いています。


みぽりんはきっとしあわせな人生を生きた。
そう信じている。

叶うならば、
ちょっとハスキーがかった
みぽりんのせつない歌声
また聴きたいな。


中山美穂さん、大好きです。
ご冥福、心よりお祈りいたします。

You’re My Only Shinin’ Star.


ななこ

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