ななこです。
こっくりと冬が深まっているこの季節のお楽しみ。
それは、
りんごケーキ～～～
（タケコプタ～～～風に）
ちなみにケーキは、こんがりと焦げた端っこが好きですｗｗ
端っこ好きさん、集まれ～！
というわけで
本日のブログスタートです！
占いを信じますか？
5年間の婚活の間、
何度こう思ったことでしょう。
「本当に結婚できるのかな・・」
「私にも運命の相手はいるのかな・・」
「このまま一生独身だったらどうしよう・・」
んぎゃぎゃぎゃぎゃ～～～～～～～
考えれば考えるほど不安になり、
「占い」の門をたたいたこと・・・
私はあります！！
「大丈夫。結婚運はいいですよ。」
「来年、素敵な出会いが待っていますよ。」
「来年出会いますよ^^」
そんな言葉を求めていたのかもしれません。
でも、
今思う。
そんなもの、
信じちゃだめ。
何千円、いや、何万円だとしても、
あなたの大切な人生を売り渡さないでほしいの。
すみません？
ななこさん？
良いことだけ
信じればいいですよね？
うん・・
それもいいかもしれない。
でもそれ、
自分のエゴを満たしているだけ。
一瞬、気持ちよくなって終わりじゃないかしら。
実は「占い」の話になると、
高校時代の友人きみちゃんを思い出します。
そして、
きみちゃんは、もう
この世にはいません。
クラスの人気者 美少女きみちゃん
高校時代からの友人、
美少女きみちゃん。
当時の花形・バスケ部。
笑うとたれ目になる屈託のない笑顔、
サラサラのセミロング。
そんな
誰もが憧れる存在の彼女と
高校３年生のとき同じクラスになり、
自然と仲良くなりました。
ひょうきんで
常に笑顔が絶えないきみちゃんは、
みんなの人気者。
クラスの男子が
ちらちらと送る視線は私ではなく、
いつも隣のきみちゃんにだったけど（笑）
そんなきみちゃんが誇らしかった。
「ななちゃん、
私、将来、看護師になる！」
その夢を叶えために、
きみちゃんは看護師の学校へ進学。
私は東京の大学へ。
その後も、
手紙のやりとりは続き、
卒業から数年後、お互い社会人になってから、
東京で再会しました。
「ななちゃん、
今、うち、彼がおるんよ♡」
きみちゃんのハンサムな彼
嬉しそうに
見せてくれた写真には、
醤油顔のハンサムな彼。
美男美女でお似合いのふたり。
「いいじゃん！
もしかして結婚するの？」
すると、
きみちゃんは、
ちょっと困った顔でこんなことを言いました。
「まさちゃん、
うちが、占いが好きなの知っとるじゃろ。」
「うん。」
「この前、彼とのことを
見てもらいに行ったんよね。
そうしたら・・」
「どうだった？」
「『彼とは結婚できん！絶対したらあかん！』って言われた」
毒舌で有名占い師さんに
その彼とは絶対に結婚はできない、と
強く言われたんだとか。
「きみちゃん、どうするの？」
「うん・・
彼とはラブラブっていうより、
親友みたいなもんかもしれん。
彼、うちとのＨは「スポーツみたい」って笑っとったし！
でも、好きなんよ。」
そして
この翌年、
きみちゃんは、
ついに、ある決断をしたのです！
きみちゃんを襲った病魔
きみちゃんとの再会の翌年、
わたしは山口県の徳山市にむかいました。
そう。
きみちゃんの結婚式のため。
初めて会ったきみちゃんの彼は
ちょっとヤンキーの香りが残る（笑）、
醤油顔のハンサムな彼。
純白のウエディングドレスのきみちゃんは
奇跡のような美しさでした。
あの日の
きみちゃんの
しあわせそうな笑顔、そして、
引き出物にあった
桐の箱に入ったメロンの重さは、
なぜか今も忘れることはありません。
結婚式から２、３年後、
きみちゃんの年賀状には
「新しい家族が増えました」
の文字が加わりました。
さらに年月を重ね、
新居を建て、
夫婦でご主人の実家の稼業を継ぎ、
きみちゃんは三人の娘さんのお母さんになりました。
毎年の年賀状には
すくすくと成長していく、
明るい笑顔がきみちゃんにそっくりの子どもたち。
この先も
そのしあわせが続くことを、
だれもが疑わなかったでしょう。
そんななか、
病が彼女を襲いました。
乳がん。
進行が早く、
あっという間の出来事だった
ようです。
享年41才。
ご主人から
届いた喪中ハガキには、
何度、目を凝らしてみても、
きみちゃんはもうこの世にいないという事実。
信じられませんでした。
話は「占い」に
戻りますが・・・
占いなんて、
くそくらえ。
おっと、
言葉がわるくてごめんなさい！
ただね、
もし、あのとき、
占い師の言葉をうのみにしていたら、
きみちゃんは、また違う人生を歩んでいたでしょう。
人生は自分だけのもの。
だれの言葉に左右される必要もない。
もし他人の言葉に
振り回されてしまうなら、
それは自分がそうしたいから、に他ならない。
いつかあの世で、
きみちゃんに会ったなら、
きっと彼女は、あの屈託のない笑顔で
私にこう言うだろう。
「ななちゃん、
うちね、彼と結婚してほんまに良かった！」
きみちゃん、
また会おうね。
ななこ
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