【実話】ダメンズと別れなかった本当の理由

婚活で出会ったオトコたち

ダメんず君と付き合ったことはありますか?

私の人生の中で、避けて通れない話があります。

言ってみれば・・

人生の黒歴史・・・(なのか?)

それは、
私が28才のとき
交際8年目で破局した彼とのことなんじゃ。
(いきなり日本昔話風)


良かったら、お付き合いいただけると嬉しいです。


みなさんは、
いわゆる「だめんず」君とお付き合いしたことはありますか。


「だめんず」君とは、いわゆる

・働かない
・お金がない
・浮気性
・DV

などを指すようです。

中学校の同級生と再会


20歳のとき、バイト先で中学時代の同級生と再会しました。

彼から私への好意は伝わっており、21歳のとき、告白されて交際開始。

話の流れからすでにお気づきかと思いますが、
彼は典型的な「だめんず」だったのです。

・無職

・ゆえにお金がない

・パチンコ好き

・虚言癖


無職の理由は、彼は大学4年生のとき、

「就職活動はウソの世界だ。オレはウソは嫌いだー!」

と、なぜか就職活動をリタイヤ。

そして「弁護士」を目指すことを宣言(法学部でした)。


とはいえ、
司法試験は難関中の難関。
甘いものではありません。


次第に自信を失った彼は、
今度は「司法書士になる!」と目標を変更。

でも、変更宣言から5年たっても、
一向に受かる気配なし。

実家暮らしの彼は
仕事をしなくても食べていける。

挙句の果てには
親からお小遣いをもらい、
朝からパチンコ。

開店前にせっせと並び、
現実逃避していました。


それを知った私は、
「今あるお金を全部出して」と
私の手元にお金を集めました。


しかし
パチンコ依存の彼は、
私が留守の間にお金を持ち去り、
またパチンコ。


まあね、


こうなったら到底、
司法試験どころか高校受験だって
むずかしいでしょう。

はい。
わかっています。

『ななこさん、さっさと別れればよかったんじゃないですか?』

ごもっとも。
もし友人から相談されたら、私もきっとそうアドバイスします。


でも私は別れませんでした。

なぜ?

愛していた?

意地?


どれも違います。

別れなかった理由。
それは・・・

【ひとりになるのが怖かったから】

ダメンズ君と別れなかった本当の理由

「ひとりにならない保険のためにとっておこう」

と思っていたのです。


今思えば、保険でもなんでもない。
私のエゴそのものです。


でもね、
「彼を私の力で立ち直らせる!」と、燃えた時期もあったのです。

「あなたなら出来る」
と、 お約束のように励ましてみたり、

彼が守りたくなる(であろう)
可愛い彼女としてふるまってみたり。

ただその理由は、
彼のためではなく自分のため。

だってね、
当時28才。
友人は次々に結婚してなんだかしあわせそう。

それなのに
私の彼はいまだ無職、
その事実が恥ずかしくてたまらなかったのです。

もちろん彼は一向に変わりません。


そして私はあるとき、
こんな突拍子もないことを
思いつきます。



それは、

「彼と富士山に登る!」

彼と富士山に登った結果

「日本一の頂からの景色を見れば、きっと彼は立ち直るに違いない!
と、思ったのです。

今思えば、
なんとも浅はかな企画。

嫌がる彼を
半ば無理やり連れていき、
酸欠で息も絶え絶えになりながら(←私が)
なんとか登頂。

でも結局、
彼は変わりませんでした。
筋肉痛がむなしく残っただけ。

しかし、
彼が変わってくれることを
期待していた私の落胆は激しく、

「私がここまでしてあげているのに」

と、
自分のプライドが傷つけられたことへ
彼への不満がマグマのように爆発!


ついに、
彼に向かってこう叫びました!

「もうお願いだから、
いっそ死んでください」


と。


その後、
ほどなくして
私から別れました。

他人に依存して、しあわせはつかめるのか?


今はよくわかります。
彼がもしも「だめんず」なら
私は「だめ子」。

彼が合格さえすれば・・・

彼がちゃんと働いてくれれば・・・

彼の親が、彼をきつく叱ってくれれば・・・


自分の人生を彼に依存し、
全てを彼のせいにしていました。

彼にとって私は、
プレッシャーだったでしょう。




をしあわせにするのは、私自身」

そのことに
本当の意味で気づかせてくれたのは、
彼だったように思います。

こうして、
8年お付き合いした彼とお別れし、
私の婚活が本格的にスタート。

婚活の大海原に漕ぎ出しました。


しかし途中、
荒波に巻き込まれて

漂流!


不時着!

再出発!


夫に出会うまで、そこから丸5年かかったのです。


でも・・・
今つくづく思うこと。
それは、あの8年の日々と5年間の婚活があったからこそ
夫に出会うことができました。

もし一つでもタイミングがずれていたら・・・
と思うと、

全ては学びであり必然だった、とつくづく思います。

今でも、
スピッツのロビンソンが流れると、
当時をともに過ごした彼を思い出します。


「だーれもさわれないー♪
 ふーたりだけの国ー♪」


彼には感謝しかありません。
ありがとうございました。

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